この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ。

私の呼んだ本(主にライトノベル)についてまとめようかと思います。

僕らは魔法少女の中

 今回は最近読んだラノベについて書こうと思う。

 いきなり読む人の限定されそうな内容で申し訳ないが、最後まで読んでくれたら嬉しい。

 さて、みなさんは「僕らは魔法少女の中」というライトノベルをご存知だろうか。九分九厘は知らないだろう。私も書店で見かけるまで知らなかった。

 最近この本の第2巻が発売されたようで、とある書店の新刊コーナーに並んでいた。そこで初めて目に留め、手に取った。タイトルに目が引かれたのだ。私がラノベを事前のリサーチなしで買うときは、たいてい表紙に可愛い女の子が書かれているときなのだが、タイトルが気になったというのはなかなかない。内容が面白そうだったらアリだなと思い、表紙のそでをちらりと覗き、あらすじを読んだ。タイトルからの期待にそぐわず、なかなか興味の引かれる内容だった。すぐにレジへ放り込むほどだった。一冊600円強って地味に高いよなぁラノベ。いくら使ったか考えたくもねぇ。

 

 ここで皆さん気になっているだろうあらすじを紹介しようと思う。

 世界で起こったとある戦争を境に、10~16歳のごく一部の少女が、「魔法少女」になる力を得た。そのとある戦争から数年後から物語は始まる。世界は魔法少女に支配されていた。人類は魔法少女に「飼われる」身となっていたのだ。魔法少女は人々から魂を喰らうことで生命力を得ていた。さらに魔法少女は不死身だった。ただひとつの息の根を止めることのできる方法は、魔法による攻撃だけだ。もちろん人間には魔法など使えない。魔法少女に蹂躙されるがままだった。魔法少女は家畜を管理的に扱うため、「空穀ファーム」へ閉じ込めた。

 主人公の生きる空穀ファームの支配者の魔法少女は、一週間に一度、生徒を生贄として求めてくる。もちろん拒めば命はない。そんな閉塞と絶望の庭は今日も生贄を選んだ。次に生贄に選ばれた生徒は、主人公の最愛の人だった。自分の命にも代えがたい愛する人を護るため、彼は絶対の敵、魔法少女を殺すことを決意する――。

 

大方のあらすじはこんなところだろうか。あらすじというか話の導入でしかないのだが、全内容をまとめるにはもう一度読まなくてはならなくなるので、勘弁願いたい。

 作者は御影瑛路さん。「空ろの箱と零のマリア」という作品が一番有名だろうか。まぁ私が御影さんの作品でそれしか読んでないだけなのだけれど。これもなかなか読みごたえのある作品だったのだが、数巻も一気に読むものじゃなかった。あんな暗い内容じゃ眠くなるって。

 

 この本は脳筋な剣と魔法のファンタジーではなく、割と頭を使って物語を進めていくものである。進めてほしい。進めてほしかったなぁ。結局筋肉が一番強いんだよね。先ほど挙げた空ろの箱と零のマリアは、人狼のようなゲームを扱った人の心理に迫る作品なのだが、この本でも前半はそのような心理ゲームから始まった。前作でもそうだったのだが、この作者の生々しい心理描写は見ものである。主人公は緊迫する状況と自責の念に押しつぶされて何度も吐く。のりに乗っているときは3ページに一回は吐いていた。もうどんだけ吐くの。

 (やべ、もうちょっとしっかりした感想を書こうと思ってたけど飽きちゃった)

 敵として登場してくる魔法少女はみーんな可愛い。美少女だらけ。たまんねぇわ。しかし、なんといっても可愛かったのはヒロインの山崎エリィ、もとい瀬戸リリィだ。いやー山崎エリィ可愛いよね。西友と結婚してぇなぁ。誤字った。声優ね声優。誰がスーパマッケトと結婚すんだよ。異種配合でとんでもねぇ遺伝子が生まれてしまう……

 閑話休題、瀬戸リリィちゃん可愛い。リリィは前述した主人公の最愛の人ではない。だからこその主人公を追いかける姿勢がとてもグッド。作中では主人公を支える大切なポジションなのだが、どれだけ主人公と心を通わせても、その奥底には違う人がいる。それを理解していてなお、「私は一番近くにいるから。いつでも待っているから」という気立てがたまらない。なんで俺の近くにはこんな娘いないの。俺の周囲は女人禁制なの?逆大奥かよ。あ、俺がモテないだけか。ほんと生まれなおしたい。

 敵魔法少女もなかなか可愛い。見た目は美少女だが、人類を家畜、もしくはそれ以下としか思っていないので、まぁ蔑み貶してくる。ドMにはたまらない。あっ…あぁっ……ありがとうございます!……ふぅ。

 まぁ私は言葉攻めとか鞭で叩かれるといった感じのプレイは趣味ではない。精神的に上位に立たれるというか、逆転ものがストライクである。性の女豹に食われてぇ。

 

 なんか真面目に感想をまとめようと思ったのだけれど、こんな感じになりました☆

 ま、ラノベ、小説を読むモチベーションは可愛い女の子がいるかどうかなので仕方ないね。推理小説とかマジ眠い。がんばって読むけど。

 とりあえず総括すると、2巻も買ってみたい思うほどには楽しみました。ラノベ読んでる時間が至福すぎる。女の子に癒されてぇなぁ。

 

 本格的に飽きたのでこれくらいにしておきます。これからもこんな感じにラノベの感想まとめたりすることがあると思いますが、お付き合いください。

 ほんとは最後にアマゾンのリンクでも貼って、アフィリエイトしちゃおうと思っていたのですが、情弱な私は、めんどくさそうだったのでやめました。まとめブログとかすごいよね。俺も楽して生きてぇなぁ。

 

 それじゃ皆さん、因果の交差路でまた逢いましょう。壮健で。

 

 (語尾が一貫しねぇなぁ)